お知らせ

常に心掛けていること

早いもので、今年も3月半ばです。
昨日は東京で桜の開花が発表されましたが、
桜よりも花粉症との格闘に季節を感じながら、日々診療しています。

そんな中、当院に初診で来院された方々にお話を伺うと、
・歯が痛み、近所の歯科に駆け込んだら、何の説明もなく歯の神経を取られた。
・歯の詰め物が外れ、近所に受診したら、自費のセラミック治療以外方法がないと言われた。
・数回の通院治療を受けたが、何をされているのか全く分からず、症状が取れない。
・『この歯は抜くしかない』といわれ、執拗にインプラントを勧められた。
・担当医が院長、代診、日替わりで、受診の度に方針が二転三転し、不安だ。
   ・・・等々。

個々の経緯が必ずあったでしょうし、
治療の内容も、拝見する限り、何か明かな問題があった訳ではありません。
ただ、少なくとも患者さんにご理解頂けていないとなれば、
自戒の念を込めて、これは主治医の説明不足です。

当然のことですが、当院の心がけとして、
複数の選択肢、メリット、デメリットを可能な限りご説明するようにしています。
また、語弊があるかも知れませんが、患者さんにとって逃げ道になる選択肢も、
そこに含めるようにしています。

口腔外科で仕事をさせて頂いていた時、
全身麻酔での手術方法や輸血について、また血液検査の結果を踏まえた治療方針のご説明などをする場が多くありました。
その都度、私なりに精一杯対応をしたつもりでしたが、
当時の上司から、
『患者さんやご家族には、こちらがお話しした内容の3割しか伝わってないと思え!』と、
言われた事がありました。
この教えを肝に銘じ、
また明日から、診療に臨みたいと思います。

2018.3.18[Sun]

ご自身の血圧、把握してますか?

先日、ある会のビンゴの景品で、血圧計が当たった。
今朝、試しに自らを測定すると、146/101。
 『ん? 少し高いな!』
深呼吸して再び測定、結果は136/95。
体重か、運動不足か、ストレスか。
元来、どちらかといえば血圧は低い方だったのだが…。

高血圧になる原因、個々の状況はさまざまです。
・薬を決められた通り服用し、普段から血圧が安定している方。
・薬を服用し始めて間もないため、血圧が不安定な方。
・めまいや頭痛、肩こり等、高血圧症状がある時のみ内科に行く方。
・たまたま測定したら血圧が高い事が判明し、内科で未治療の方。
・腎臓や内分泌疾患による二次性高血圧の方、原疾患を治療中で血圧が不安定。

高血圧と歯科治療は、密接な関係があり、とても重要です。
精神的緊張、麻酔薬に添加の血管収縮薬、痛み、ストレス、寒さ等で、血圧は大きく変動します。
歯科治療が誘因で血圧が急上昇し、心疾患や脳血管障害が発症することがあってはなりません。

高血圧の指摘を受けている方は、
比較的血圧が安定する午前中、
体調が良い時に歯科治療に臨みましょう!

2018.2.4[Sun]

口の中の痛みにご用心

先日、たまたま、
日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』を見ました。
テーマは、『命を奪った歯の痛み』。

・・・口腔がんのお話でした。

皆さんは、口腔がんをご存知でしょうか?
舌、歯肉、頬粘膜、上下顎骨、口唇、口蓋、口底…。
口腔内に生じる、がんの総称です。
食事や会話の不具合、顔の変形等、社会生活に大きな影響が出ます。

卒業後の進路に、口腔外科を選択した私にとって、
口腔がんは、日々戦いの的でした。
患者さんを何とか出来なかったのかと、
何度も悔しい思いをしました。
一方で、
もう少し早く病院にお越しになっていたら…と、
思ったことも少なくありません。

胃がんや肺がん、大腸がんに比べ、
口腔がんの認知度が低いことが気掛かりです。

口の中に『がん』なんかできるの?と思われた方、
数週間治らないけど、どうせ口内炎でしょ?などと思わず、
歯石を取りがてら、一度検診を受けてみてはいかがでしょうか?

街中の歯科医院に身を置く、
口腔外科の経験をさせて頂いた歯科医師として、
口腔がんの早期発見は、とても重要な使命と考えています。

※日本口腔外科学会ホームページに、セルフチェックの方法が掲載されています。
https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/selfcheck/

(2018.1.11[Thu])

歯科用CTを導入しました

日々、いろいろな方々が、さまざまな症状を訴え、来院されます。
お話の詳細を伺い、
当院で可能な検査を通法通り行い、所見を確認した上で、
最善の解決策、いくつかの治療法の選択肢を考えます。

しかし、
実際のところは、状況の把握から診断の確定に至るまで、
試行錯誤の連続であることが少なくありません。

・痛みが引かず、万策尽きて抜歯させて頂いたら、歯が割れていた。
・歯肉の腫脹と排膿を生じた方、歯周病なのか、歯の根が悪いのか…。
・歯がかなり痛むと訴えた方、どの歯なのかがレントゲンでは、はっきりしない。
 
― 診査は問題なかったのか、診断は正確だったのか? ―

今、患者さんに何が起きているのか、何が必要なのか。
臨床症状や、一般的なエックス線画像の確認、さらに経験則を総動員し、
あらゆる可能性を踏まえ、診断します。

今までもこれからも、
基本的な考え方や方針は、何ら変わるものではありません。
しかし、少しでも診断精度を上げられないものかと考え、歯科用CTを導入しました。

歯やその周辺の顎の骨の状態を、
360度、あらゆる方向から確認可能なCT検査。
従来の方法に、必要に応じてCT検査を加えることで、
診断精度を格段に高めることが可能です。

正しい診断、
治癒期間の短縮、
手術時間の短縮、
治療方法の選択の幅が広がる事に繋がればと考えています。

2017.12.17[Sun]

歯の上の固いものが動くんですが…。

毎年、お子さまの6歳臼歯に関して、
数件のお問い合わせを頂きます。
その内容は、
『奥歯の上に何か硬いものがあって、動くんです。』
『虫歯なのか、歯が欠けたのでは?と心配で…。』
『子供が歯が欠けたと、破片を持って来たんですが…。』
というもの。

実際拝見すると、生える途中の6歳臼歯の上に、
確かに硬いものが…。

歯が生えてくるということは、
当然、顎の骨の中から歯が出て来る訳ですが、
生える準備が整った歯は、
表面を覆っている骨を少しずつ溶かしながら
生えてきます。

しかし6歳臼歯などは、その歯の形状の関係で、
歯の上を覆っていた顎の骨の一部が溶かされず、
まるでカルデラ湖のように、
歯の上に取り残されて出てくる場合があります。
萌出性腐骨【ほうしゅつせいふこつ】と言います。

歯の萌出完了時に、自然排出される場合が殆どですが、
痛みや出血でお困りの際は、お問い合わせください。
比較的簡単に除去出来ます。

2017.10.29[Sun]

それ、本当に口内炎ですか?

口内炎。
その名を知らないという方はいないと言っても過言ではない、極めてポピュラーな疾患のひとつです。
寒暖差のある日や、季節の変わり目、疲れた時などに不思議と生じやすい口内炎。
1~2週間、嫌な痛みに苛まれたご経験は、どなたにもあるのではないかと思います。
乳幼児の場合、痛みで泣いたり、ご飯を食べなくなったり、歯みがきを嫌がったり、
機嫌が悪かったりで大変です。

口内炎、実は原因がさまざまで、それによって治療方法や対処法が異なります。

いわゆる一般的な口内炎、一番多くみられるアフタ性口内炎の場合は、原因がよく分からない場合も多く、
一般的には、免疫力の低下、寝不足やストレス、
ホルモンバランスの乱れなどが原因といわれています。
対策としては、栄養管理を行い、しっかり休息を取り、
口内炎用の外用薬の塗布、広範囲な場合は抗菌薬の内服、ビタミンBの摂取等で対応します。

気を付けたいのが、原因がはっきりしている口内炎。
ウイルスによるヘルペス性口内炎、真菌によるカンジダ性口内炎、義歯不適合による義歯性口内炎などがあります。
また、口内炎に似た疾患として、
帯状疱疹、天疱瘡、手足口病、ヘルパンギーナ、
さらには口内炎かと思い込んでいたら悪性腫瘍である場合も…。

原因を考えずに口内炎用の外用薬を塗布すると、
ウイルス性のものや、カンジダのように真菌によるものの場合は、
病状が悪化する可能性があるので、注意は必要です。

『昔、医者でもらった薬があるから、それ塗っときゃ治るべ?』
とか思わずに、関心を向けていることが大切です。

1週間以上経過しても症状の改善がない場合は、ご相談ください。

2017.10.22[Sun]

インプラントについてのセミナーに参加して来ました!

今日は、京セラ FINESIAという新しいインプラントについてのセミナーを受講して来ました。

京セラと聞くと、スマートフォンや太陽光発電、調理器具メーカーというイメージですが、意外にも医療の分野にも進出していて、日本で最初の国産歯科インプラントを発売したメーカーだそうです。

インプラントは、その方の既往歴や顎の骨の状態により、全ての方が適応となる治療法ではありませんが、診査の結果、さまざまな条件を満たすことが出来れば、治療法のひとつの選択肢にはなろうかと思います。

今回セミナーを聴き、以前学んだインプラントの概念が変わっている部分が多々ありました。

日々お受けするご要望やご質問に対し、新しい情報を織り交ぜながら、来院された方々に少しずつ還元しなくてはと考えています。

2017.10.15[Sun]

画像検査をしてみると・・・。

最近、テレビやCMで歯周病予防の重要性がよく言われていますが、
当院では歯石除去等で来院された方に対し、歯肉の状態の確認とともに、
歯の周りの骨の状態を確認するために、エックス線画像検査を行います。

画像検査の主目的は、当然のことながら歯周病の進行による骨吸収の度合いの確認ですが、
せっかく撮影させて頂いた画像検査ですので、写っているものを隅々まで確認します。
その際、何かが偶然発見されることがあります。

比較的高い割合で発見される疾患のひとつに、歯牙腫というものがあります。
歯牙腫は、歯胚という歯の元になるものが、何らかの原因で形成異常を生じます。
エナメル質や象牙質を含んだ塊が増大するタイプ(複雑性歯牙腫)と、
形態異常の見られる小さな歯が無数に含まれているタイプ(集合性歯牙腫)があります。
いずれのタイプも腫瘍の中に歯の組織を含んでいるのが大きな特徴です。

ほとんどの場合、無症状なため、エックス線画像検査で偶然発見されることが多い疾患です。
腫瘍はゆっくり発育し、大きくなると顎骨が膨隆したり、隣接する歯の位置が動いたりします。
隣接する歯に悪影響を及ぼす場合や、歯列矯正で歯を動かす際に障害となる場合などは、
摘出手術を検討します。
腫瘍の大きさにもよりますが、ほとんどの場合、局所麻酔での摘出手術が可能です。

(2017.10.12[Thu])

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